「大切な人の喪失にどう向き合えばいいのか」を考える舞台『雨夜の月』を2023年1月18日(水)~22日(日)、シアターグリーンBASE THEATERにて上演いたします。
これに伴い、本公演で作・演出を務める菅沼啓紀が、本作のメッセージをより多くの人に届けるためクラウドファンディングサイト「READYFOR」にて、2022年10月31日(月)までプロジェクト支援募集を実施しております。
「「大切な人の喪失にどう向き合えばいいのか」考える舞台を上演したい」
クラウドファンディングサイト
https://readyfor.jp/projects/rainy_night_moon
■作品について
本公演の作・演出を務めるのは慶應義塾大学総合政策学部卒の菅沼啓紀です。
本作は作者が20代前半の若さで亡くなった高校時代の先輩の訃報をキッカケに「大切な人の喪失にどう向き合えばいいのか」についてさまざまな「喪失」にまつわる文献を参考に、2年以上の期間を経て生まれました。
喪失への向き合い方を考える中で、フロイト、シモーヌ・ヴェイユら、賢人たちの言葉が作者自身にとっても救いとなりました。また、古今東西の文献に綴られた喪失を巡るメッセージは、本作中においても重要な役割を果たします。
この作品は「喪失にどう向き合えばいいのか」というテーマについて一人ひとりが自らの考えを深める劇場体験を提案するものです。なぜならこのテーマについて考えを深める行為自体が、いつ訪れるかわからずとも必然として訪れる喪失体験にそなえることとなり、悲しみからの回復の一助になると考えるからです。
本作にまつわる制作動機やテーマはクラウドファンディングサイトにて詳述しております。ぜひ菅沼本人の想いをご覧ください。
■あらすじ
舞台は都会から遠く離れた片田舎。メインキャラクターはマコト、彼の姉のトウコ、兄のタケル、そしてマコトの恋人のシヅカの4人。家を去った母が残した本を読み漁り、田舎の価値観に閉塞感を覚えるマコトは大学進学をキッカケに都会へ上京することとなる。彼が去った後の町には冷たい雨が降るのだった。
相いれない価値観、理想と現実、時代を超えて重なる神話、そして大切な人の喪失。
喪失にどう向き合えばいいのかを問う感傷的な抒情劇。
■クラウドファンディング実施の背景
コロナ以降、舞台の製作費用が大きく上がっています。大規模劇場であれば一席あたり500円の値上げで賄える費用も、70席程度の小劇場では2000円以上の値上げを余儀なくされる場合もあります。
そこで、今回はクラウドファンディングで感染症対策等による増加支出をご支援いただき、従来と同程度の価格での上演を目指します。その代わり、クラウドファンディング定番のリターンに加え、ここでしか手に入らないグッズや、普段なら外部秘の脚本、関係者でなければ入ることができない舞台裏を見られる権利など、特別なリターンをご用意しています。
なるべく多くの人に作品を届けるため、クラウドファンディングへのご理解とご賛同をお願い致します。
■リターンについて
10,000円:出演者のサイン入りパンフレット
15,000円:作・演出の菅沼を一日レンタルできる権
20,000円:サイン入りパンフレット+オリジナルTシャツ+脚本データセット
30,000円:GP見学+グッズプレゼント
ほか
■公演概要
新作舞台『雨夜の月』
【出演】(五十音順)
角張真悠、加藤瑞季、菊池結希乃、
佐藤瑞樹、津久井舞、常葉功一郎、
練子隼人、眞下みずほ、丸山真矢、山本こころ
【本番日程】
2022年
11月26(土),27日(日)にトライアウト公演(朗読劇)を予定。
2023年1月18日(水)~22日(日)、全9公演
【会場】
シアターグリーン BASE THEATER(約70席)
〒171-0022 豊島区南池袋2-20-4
企画・脚本・演出 菅沼啓紀
主催・制作 合同会社Art&Arts